【teleconsole】コンソールの共有する
もくじ
はじめに
画面共有ではなく、コンソールだけを共有できるコマンドがあります。
リモートで共同作業しているときや勉強会をしているときなど、どうしても画面を共有して作業したいときもありますよね。
画面ではなくコンソールだけでいいときなどはこのteleconsoleを使うといいと思います。
インストール
コンソールを共有したい同士でインストールする必要があります。
$ curl https://www.teleconsole.com/get.sh | sh Password: Teleconsole has been installed into /usr/local/bin/teleconsole
パスワードを求められるので、端末のパスワードを入力するとインストールが完了します。
起動
コンソールを共有する側
$ teleconsole 〜〜(略)〜〜 Your Teleconsole ID: XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
このIDを、画面を確認/操作する相手に伝えます。
注意点
信頼のおける相手にのみ教えましょう。このIDを知っている人間なら、自分と同じ権限を持って端末を操作できることになります。悪意のある人間へ接続を許可しないように最新の注意を払いましょう。
また、teleconsoleにはパスワードがないのでIDを総当たりしてしまえば確率は低けれどもログインされてしまう可能性は否定できません。留意しておきましょう。
相手のコンソールを操作したい側
共有者からIDを受け取ったら、接続します。
$ teleconsole join XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX // IDをペースト Teleconsole: joining session...
セッションがうまくいけば、コンソールを共有できます。これだけです。簡単ですね!
ほぼリアルタイムで操作ができるので、初心者が玄人の方に操作してもらうにはとてもいいと思います。しかし、繰り返しますが悪意のある人間へ接続を許可しないように最新の注意を払いましょう。
共有を終了
作業が終わったら、必ず終了しましょう。
そうでないと、ずっと他者に操作を許可している状態になってしまいます。
どちらがコマンドを実行しても終了できます。
しかし、共有している側が終了する癖をつけておいたほうがいいかもしれません。終了し忘れて万が一困るのは、共有している側だからです。
$ exit logout the connection was closed on the remote side 2020-11-19 18:48:47.259495 +0900 JST m=+169.14346258 You have ended your session broadcast and the SSH tunnel is closed. // これは共有している側にのみ出ます