【Web】Apacheを学ぼう
もくじ
Apacheとは
「アパッチ」と読みます。
全世界に普及している、Webサーバソフトのことです。
OSS(オープンソースソフトウェア)で、無償で誰でも利用できます。また、長年(1995年初版)公開されバージョンアップをしてきており、信頼性も高いです。
知らず知らずのうちにめちゃくちゃ活用しているありがたい存在です。詳しく見ていきます。
Webサイトが見れる流れ
1. リクエストを送る
Webブラウザ(ChromeやSafariなど)を使ってサイトにアクセスすると、「サイトを表示するためのファイルをくれ!」というHTTPリクエストを送ります。
ブラウザはどこにリクエストを送るのでしょうか。それはWebサーバです。
2.レスポンスが返ってくる
リクエストが来ると、サーバはレスポンスを返します。
レスポンスの種類はいくつかあります。過去に少しだけまとめていますのでご確認ください。
3.レスポンスを受け取る
正常にレスポンスされてファイルの情報を受け取れて初めてブラウザはサイトを閲覧することができます。
Apacheの場所
前項の2番で説明したレスポンスを返しくれるサーバには、サーバとして機能させるために「Webサーバのソフト」を入れています。
つまり、WebサーバにApacheはあります。
正確に言うと、Apacheが入っていることでその箱(コンピュータ)がWebサーバになるのです。
Webサーバソフトの種類
などがあります。
Mac標準のApache
環境
バージョン確認
Macには標準でApacheがインストールされているので、まずはバージョンを確認してみます。
$ httpd -v Server version: Apache/2.4.41 (Unix) Server built: Dec 13 2019 19:06:00
起動
$ sudo apachectl start Password:
パスワードを入力後、http://127.0.0.1にアクセスします。
「It works!」を表示されていれば成功です。
configファイルを確認
$ vi /etc/apache2/httpd.conf
中身を確認すると、DocumentRoot
が以下であることがわかります。
DocumentRoot "/Library/WebServer/Documents"
vimでの検索は?
か/
を押してから検索したい文字列を打てば検索できます。
ファイル作成しブラウザ表示
/Library/WebServer/Documents
にtest.html
を作成して表示されるか確認します。
$ sudo vi /Library/WebServer/Documents/test.html
作成して開いたtest.htmlは白紙状態なので、html情報を書きます。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>サンプル</title> </head> <body> <p>テストページです</p> </body> </html>
:wq!
で上書き保存します。
root階層にtest.htmlを作成したのでhttp://127.0.0.1/testにアクセスすると、保存したファイルの中身が閲覧できます。
停止
$ sudo apachectl stop
再起動
$ sudo apachectl restart